見えないものを見る力 〔「潜在自然植生」の思想と実践〕

見えないものを見る力 〔「潜在自然植生」の思想と実践〕

, 宮脇 昭

によって 宮脇 昭
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内容紹介 “いのちの森づくり"に生涯を賭ける宮脇昭のエッセンス! “人間は森の寄生虫" 「自然が発する微かな情報を、目で見、手でふれ、なめてさわって調べれば、必ずわかるようになる。」 「災害に強いのは、土地本来の本物の木です。本物とは、管理しなくても長持ちするものです。」 カラー口絵8頁 ---------- はしがき 〈序にかえて〉 環境保護のための「植物社会学」の重要性 ラインホルト・チュクセン 序 章 日本人と鎮守の森――東日本大震災後の防潮堤林について 第1章 「見えないもの」をどう見るか? 第2章 「潜在自然植生」とは何か?――日本には“鎮守の森"がある 第3章 「緑の戸籍簿」とは何か?――緑の診断図・処方箋づくりの旅 第4章 真の「科学」とは何か?――見えないものを見る力 終 章 「森」とは何か?――生物社会の掟 〈特別資料〉日本と東部北アメリカの比較植生調査 あとがき 参考文献 出版社からのコメント 今、私たちが生活のなかで具体的にやっていることは、すべて「見えること」です。見えるもの、計量化できるもの、そして生活のすべての基盤になっているもの、経済的な、お金や株券で評価できるものは、もちろん大事であり、今後もこのような計量科学的な研究や技術的発達は、進めていかなければならないことは、事実です。しかし、それだけでは不十分です。 同時に、「見えるもの」だけでのデータから、「見えない全体」をどのように見きわめ、対応するかを考えなければなりません。その努力こそ、もっとも大事ではないでしょうか。そのことを、私の「森づくり」についてお話ししながら、みなさんに訴えていきたいと思います。 商品の説明をすべて表示する
見えないものを見る力 〔「潜在自然植生」の思想と実践〕を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
人間活動の伸展に伴い砂漠化等の環境破壊が進んでいる現在、植物群の寄生体の一員としてしか生きてゆけないヒトのあり方を示す良書だと思います。現在の見えるもの・計量化できるものを評価する社会のあり方だけでは将来はなく、事象の背後に隠れて見えない原理を見る努力が必要である事を示しています。潜在自然植生を探す地道な研究過程で、視野が拡大し、思考が哲学的領域にまで広がっています。哲学書として読んでも面白く、また明治神宮の森林調査結果と対応しても面白い図書であります。

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