ペン字練習帳―美しい手紙を書くために 楷書・行書からよく使う草書まで (暮しの中の書)
本, 川邊 尚風
によって 川邊 尚風
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内容(「BOOK」データベースより)抑揚のある字で、どんな字・どんな筆記具でも応用自在の基本筆法修得。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)川邊/尚風 昭和9年京城生まれ、高野山に学ぶ。書を志し塚本一道に師事、上京して大貫思水に師事する。その書風は、「重厚渾樸の書」と評され、書に関する深い造詣とともに、実践指導者としての評価も高く、幅ひろい信頼を集めている。現在、「日本書法院」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ペン字は、いろいろな装飾を排除して線が引かれる。書道ならば、線に厚みがあり線の表情を出すことができやすいが、ペン字はそうはいかない。そこをどのように出すかが、腕の見せどころではないかと思う。そういうこともあって、かなりの腕の書家でも、ペン字の本を出している方もいるが、「あれ?」と思えるものが少なくない。そこで、この本の著者は、おそらく万年筆であると思われるが、「どんな筆記用具であろうと書き方の原則は変わらない。」と言っているが、まさにブレない文字を提供してくれている。その字の正確さ、美しさ、勢いが字を眺めていると伝わってくる。お手本として申し分のない手本である。言葉少なげにそれぞれ文字の手本を示しているが、まさに「この字を見て真似てみなさい。」と硬派なペン字本である。下手なペン字本をなん冊も買って真似るよりも(実際、私は、美しい字を求めて8冊以上買ってみたが)本当にいい手本を真似ることを薦める。ただ、文字の方は手本としてある程度提供してくれているが、文章の手本が少なく、もっとあってもいいなと思われる。そこで、星4つとした。文字に対する好みもあるが、十分よく比較して見ていただければわかると思う。
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