脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

, 前野 隆司

によって 前野 隆司
4 5つ星のうち 54 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより) 意識とは何か。意識はなぜあるのか。死んだら「心」はどうなるのか。動物は心を持つのか。ロボットの心を作ることはできるのか―子どもの頃からの疑問を持ち続けた著者は、科学者になってその謎を解明した。「人の『意識』とは、心の中でコントロールするものではなく、『無意識』がやったことを後で把握するための装置にすぎない。」この「受動意識仮説」が正しいとすれば、将来ロボットも心を持てるのではないか?という夢の広がる本。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 前野/隆司 1962年生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。1995年慶應義塾大学専任講師。助教授を経て現在教授。博士(工学)。現在は、ロボット‐ヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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主語の大きいタイトル、部分的にでも面白いといいなぁ、と思っていたところ、仮説ではあるけど、答えが出ている!と、とてもびっくりした。リベットという人の「人が何かをしようとする0.5秒前には潜在意識が指示出ししている」という実験結果から、「身体を統括していると思っている”私”は実は無個性な状況記憶のレコーダーであるだけで、指示出し感を錯覚する能力がある」という”私”の機能を説明していた。その存在理由は「虫などでもできる意味記憶ではない、状況の記憶を喜怒哀楽で緩急つけることでエピソードとして記憶することで自らの生存の役に立てること」とのことだった。これだと”私”は自分をメタ認知する機能のために身体からの超越感を感じていただけで、実際は身体存続のための一機能ということがわかり、肉体がなくなった後の自分の魂というものを仮定する必要もなくなり、死の恐怖もずい分薄れると思った。

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